2020年の東京オリンピックは1998年の長野オリンピック以来の日本での開催オリンピックです。
22年ぶり。
しかも長野もその前の札幌も冬季オリンピックですので、
1964年の東京オリンピックまで夏季大会としてはさかのぼります。
夏季、とはいっても体育の日だった10月10日が開会式ですので、きっと涼しいオリンピックだったことでしょう。
夏のオリンピック、それくらいの時期でいいと思うんだけどなぁ。と、個人的な感想は置いておいて。
そのオリンピックを記念して毎回発行されているのが、オリンピック記念切手です。
それとは別に、もう一つ種類もあるんです。2020年も販売はどうなるのか?
まとめて調べたいと思います。
目次
日本のオリンピック記念切手
一番古いのは1964年の東京オリンピックです。
1940年に夏季オリンピックの開催権を返上して以来初めて日本で開催されました。
なので、中にはこの東京オリンピックをリアルタイムで視聴していた方もいるでしょう。
残念ながら私の両親はギリギリ生まれていないので、東京オリンピックの記憶にあるのは70代以降の方になるでしょう。
そんな日本最初のオリンピック。
開催前年にまず「オリンピック東京大会募金切手」というものが発行されました。
要は大会資金を切手を買うことで寄付してくださいということです。
開催決定後1961年10月(開催の3年前!)から開催年の1964年6月まで発行されていて、6回に分けて20種類も出ました。
そして1964年の開催に合わせて正式なオリンピック記念切手が発売されました。
バラ切手と5枚シートでの発売でした。
次の札幌とその次の長野のオリンピックでも同じように開催の1年前に寄付切手が、
開催年に記念切手が発行されています。
違いがあるとすれば、最初の東京オリンピックはバラと5枚1シート、
札幌はバラと3枚連刷、長野はバラの販売はなく10枚1シートのみの販売だったというところでしょう。
切手の額面も郵便料金の変更と共に上がっています。
オリンピック記念切手の買取価格の話
さて、もしこれらのオリンピック記念切手を記念に買っていたとして、売れるものなのでしょうか。
結論から言うと、売れるけど高く売ることは出来ません。
せいぜい額面通りの値段が限界です。
というのも、記念切手というくらいですので、
記念にそれなりの枚数発行されていて、それなりにたくさんの人が買い求めています。
ですので、市場に多く出回っています。その時しか発行されないのでプレミアが付くかと思いたいところですが、
そうもいかないのが現状です。
さらに言えばそれは綺麗な状態のいわゆる美品と言われるものであって、
そうではないものに関しては二束三文なのです。
残念。フリマサイトでも安価で買うことが出来ます。
それでも綺麗な状態のものであれば、
そのへんで売るよりもきちんと切手の買取を専門に行なっている業者にお願いするほうがまだ値段が付きます。
大量にあるのであれば多少色を付けてたらいいなぁというくらいですが、
適正価格で買取ってくれるでしょう。
オススメは「福ちゃん」「バイセル」を筆頭に「買取プレミアム」「おたからや」「ネオスタ」あたりでしょうか。
どこも切手の買取としては有名で大手なのでささっと査定してくれます。
2020東京オリンピックの話
これを書いている段階で、まだオリンピックは始まっていませんが、
寄付切手である東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会切手は発行が終了しています。
2019年5月13日まで2ヶ月間発行されていました。短い。
けれど、最近のものですので、やはり買取価格的には額面通りのようです。高くは売れません。
そりゃそうだ。コレクターは間違いなく買っています。
そして、今の所オリンピック記念切手の発行の正式決定はアナウンスされていません。
けれど、間違いなく発行はされるだろうというのが切手コレクターたちの見解です。
どんなものが発売されるのか楽しみですね。
オリンピック記念切手のおまけの話
ちなみに、オリンピック記念切手を発行しているのは日本だけではありません。
世界各国発行しています。
何なら、第1回のアテネ大会でギリシャが発行しているくらいです。
記念切手の歴史はとても古いのです。
ただ、海外の切手は扱ってくれるところが少ないですので、売る場合は必ず先に確認が必要です。
オリンピック記念切手はどれくらいで買取りしてくれるの? まとめ
自国開催のオリンピックなんて生きているうちに何度もあるわけではありません。
その時に発行された記念切手はまさにその時代を表したものです。
買取価格が高くないということは手に入れやすいということでもあります。
これからコレクションしてもいいかもしれません。
もしかしたら、いつかは高値になることもあるかもですので、後世に綺麗な状態で残しておくのもいいかもです。
もし売るのであれば、専門の方にお願いしましょう。