先日いただいた手紙の切手がちょっと変わった柄の切手でした。
調べたら毎年発行されているシリーズ物の切手だそうです。
普通の切手しか自分が買わないので、こんなシリーズになっているものがあるなんて驚きでした。
そりゃコレクターの人たちが一定数いるのも頷けます。可愛かった。
そんな数あるシリーズ物の切手の中でも古い歴史を持つのが国体切手です。
そんな毎年発行されているものにそんなに価値があるの?と思うかもしれませんが、
歴史があるということはその中にお宝があってもおかしくないですよね。
というわけで、国体切手について調べてみましょう。
国体切手は何切手?
そもそも国体切手とはどんなものなのでしょうか。
国体切手の国体とは「国民体育大会」のことを指します。
国民体育大会は日本で毎年開催されているスポーツの祭典のことを言います。
テレビでも国体って単語を聞いたことはあるのではないでしょうか。
昭和21年に第1回目が開催されて、それ以降毎年各都道府県が持ち回りで開催しています。
その国体の開催記念に第1回以外、つまりは第2回以降毎回発行されているのが国体切手です。
2018年に第73回が開催されていますので、全部で72回分の切手が存在するということです。
絵柄はその時によって趣向が違うのですが、近年は競技とその土地の名産物や観光名所などがイラストとして描かれています。
切手は10枚1シートになっていて、1枚毎には販売されていません。
例えば第73回は福井県で大会が行われました。
切手シートは縦に5枚の2列編成になっていて、左半分には競技の中から、
体操・山岳・自転車・ホッケー・ボードがそれぞれ描かれていて、
右半分には越前がに・眼鏡フレーム・越前水仙。三方五湖・東尋坊が描かれています。
更に切手ではなくて余白部分にもイラストが描かれています。
国体・障スポマスコットである「はぴりゅう」「さとりゅう」「はなりゅう」「すぽりゅう」「たべりゅう」がいます。
その前の愛媛県での切手シートも同じように左側に競技、
右側にみかんや道後温泉など愛媛県ゆかりのものが描かれています。
貴重な国体切手
近年の国体切手は枚数もある程度出ていますので、正直売ってもプラスになることはまずありません。元の金額の8割~9割くらいの値段での買取になります。それなら売らずにコレクションしておいたほうがいいような気がします。もしくは、いっそ使ったほうが良さそうです。古ければ高く売れるかとういうと、それもそうでもなくて、第28回切手は10円の20枚綴りですが、買取査定では100円程度です。
けれど、更に古いもの、はっきり言うならば最初の頃に出たものは一気に価値が上がるんです。
価値が高いのは第2回~第5回までの4回です。特に高いのは第5回となっています。実は第2回~第4回は1シート80面なのですが、第5回から20面に変更されています。発行枚数も過去のものよりも少なく、また使用済みのものが多いため未使用の第5回の切手が最も値段が高くなっています。
それから、この第5回までのものの特徴としては、4枚で1セットであることです。田型といって、2×2の田んぼの形の状態のものを指します。それぞれ違う競技のイラストになっていて、それが4枚1セットになってる田型は価値が高いとされています。
第2回の田型が2000円~3000円、第3回の田型が2000円前後、第4回の田型が1000円前後、第5回の田型はなんと5000円~6000円にまで上がります。また、第5回から20面になったことで庶民も買いやすくなったため、20面の状態のもので残っていれば10000円以上もの値段がつくこともあります。
ただ、いくら価値があるといってもある程度の状態であることは前提です。これらの値段は汚れ等のない綺麗な状態の物の値段です。保管が悪かったりすると残念ながら値段は下がってしまいます。クリーニングするわけにもいきませんので、保管に自信がないなら早めに買取ってもらったほうがお得です。
国体切手の買取業者はどこにする?
切手買取業者はたくさんありますが、できるだけ実績の多い所が良いでしょう。
そういうところは買取後の販売ルートがしっかりしているので高価買取が期待できます。
また、プロの目できちんと査定してくれますので、どの程度の価値があるのかも知ることが出来ます。
せっかく持ってるものをオークションサイトなどで安く売るのはもったいないです。
切手買取で有名な業者は「福ちゃん」「バイセル」「買取プレミアム」あたりです。
特に福ちゃんやバイセルはイメージモデルとしてタレントを起用していますので、
それなりの認知度と実績があるのがわかります。
切手買取は複数の業者に依頼するのが一般的だそうです。
ですので、この3社に依頼をして一番いいところにお願いするのが無難かなと思います。
この業界では当たり前のことなので、来てくれたのに断るのは申し訳ないわなんて思わなくて大丈夫です。
国体切手を買取りしてほしい!国体切手のあれやこれ まとめ
国体切手って毎年発行されてるんだということにまず驚きました。
そしてデザインが可愛らしい。今更ながらちょっと集めてみたい気持ちになってます。
きっと本当に集めている人はあれこれ思い入れがあるのでしょうね。
もし、ご自宅に眠っているそんな国体切手のコレクションがあれば、見てみてください。
そしてそれが状態のいい初期のものでしたら高価買取のチャンスです。ご検討ください。