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沖縄切手を上手に買取りしてもらうには?歴史を紐解きながら学ぼう

沖縄切手というものがあります。北海道でも東京でもなく沖縄です。

もちろん今は使われていませんので過去に存在したという方が正しいです。

その土地の切手があるってなんだかいい感じ、という明るい話でもないのですが。

沖縄でしか発行できなかった切手と言えば察しの良い方はわかるかもしれません。

そんな限定的な切手が存在するのです。
いつ頃発行されて、いつまで使われたのか。今は価値のあるものなのか。気になりますよね。

ということで、沖縄切手を調べていきましょう。

まずは沖縄切手の歴史

沖縄切手は別名琉球切手とも言います。それぞれ狭い意味で捉えると別物なのですが、

ここでは広く捉えていきたいと思います。大きく捉えれば大体同じものです。

第二次世界大戦の後、沖縄はアメリカが統治することになります。

そのアメリカに統治されていた時代に発行されていたのが沖縄切手です。

細かく分けるなら、前半に発行されたものが沖縄切手で、琉球政府が出来てからの切手が琉球切手です。

今回は全部まとめて沖縄切手という部類で話を進めていきます。
第二次世界大戦の後1945年から沖縄はアメリカの領土になりました。

それに伴って今まで使っていた切手はそのまま使えなくなります。

沖縄は4つの群島に分けられていたのですが、各群島の民政府通信部長の私印や検印を押してあるものが使えるということになりました。

なので、初期の切手には必ずこの印が押してあります。

わざわざ本土の切手を取り寄せて押していたので、種類はものすごくあるのですが、

それぞれの枚数はそんなに多くはないようです。
その後1948年から独自デザインの切手が出始めます。

買取などで扱われるのは主にこちらの切手です。最初の頃は円表記のものもありましたが、

その後はセント表記になりました。

最終的には沖縄の本土復帰によって沖縄切手の歴史は幕を閉じます。1927年のことです。

沖縄切手の種類と買取価格

沖縄切手、実は安いと言われます。

というのも、沖縄の本土復帰が近いので本土に復帰したら発行されなくなると煽った業者がいたんです。

いつの時代もこういうあくどいというかどうしようもない人たちはいるわけです。

その人達に煽られて、投機目的で買う人達が大行列を作ったのです。

本土からも買取業者が出てきて高値で買い取り本土で更に高値で販売していたというから驚きです。

中にはお年玉やお小遣いを使い切ってまでも買う小学生もいたとか。社会現象になってしまったのです。

もちろんそんな夢のようなことは続かず、あっさりと大暴落。大きな損失を抱える人がたくさんいたのです。

そのため、最後の方に発行された切手はどれも新品なので逆に使った切手のほうが値段がつくというあべこべなことになっています。
そんなこんなで値段が低いと思われがちです。

実際額面とほぼ変わらないような値段のものもあるのですが、中にはそれなりの値段になるものもあります。

ただ、沖縄切手は100種類以上あるので、全部書きだすと目が滑ってくるので、代表的なものを一例として紹介します。

・第1次普通切手

一番最初に独自の絵柄で発行された切手です。初版と再版があり、紙が違います。

初版は灰白紙で再販は白紙。

灰白紙のほうがちょこっと値段が上になります。

5銭・10銭・20銭・30銭・40銭・50銭・1円とありますが、再販はどれも100円前後から良くても200円くらい。

初版も+数十円程度でそれほど金額は変わらないのですが、初版の1年だけは1万円前後が期待できます。

・琉球大学開校記念切手

1951年に発行された3円切手です。

その名の通り週休大学開校を記念した切手です。

首里城後に大学ができたことから、大学の本館と首里城のシルエットが描かれています。

綺麗な状態のものであればバラでの2000円~3000円程度の値段がつく、

沖縄切手の中でも買取価格の高いものです。

・植林記念切手

こちらも1951年に発行された3円切手です。

琉球松と琉球5偉人の蔡温(さいおん)の名前が描かれています。

なので別名蔡温切手。きれいな状態のもので1500円~3000円。

・琉球政府創立記念切手

1952年に琉球政府が出来たことによる記念の3円切手です。

多分沖縄切手の中でもかなり価格としては上位に入る切手です。

普通の状態でも2000円、きれいなものだと4000円は期待できます。

切手には双葉と琉球列島、そして平和を象徴する鳩が描かれています。

・改訂加刷切手

第2次普通切手に訂正が上から付けられた切手です。

なので正確な切手の名称ではないのですが、このように呼ばれています。

10円と100円の2種類あり、10円は第3版まであり、第3版が600円くらいから良いものだと1000円から2000円で買取ってもらえます。

100円はなんと3万円スタート。沖縄切手はじめての万です。一番の値段だと思われます。かなり貴重です。

沖縄切手の買取について

沖縄切手は他の切手と違って、使用済みのほうが価格の上がる切手が存在します。

ですので、偽物も数多く出回っています。

あと、本当に種類が多くてはっきり言って普通の人が見てもわかりません。

だって259種類…。1つ1つ紹介なんて無理です。桁が違う。

ということでサクッとプロにお願いしましょう。それが一番早いです。
基本的にこの手のものは複数の業者に見積もり依頼をするのが普通のようです。

できればいい値段で買い取ってほしいですしね。

業者さんもそのへんは心得ているので気にせずお願いしましょう。
実績や人気があるのは「福ちゃん」「バイセル」「買取プレミアム」「おたからや」あたりです。

どこも出張査定をしてくれるので、お店に行く必要はありません。楽ちんです。

もちろんフリマサイトで直接やり取りをする方法もあるのですが、本当はすごい値打ち物なのに買い叩かれたりクレームになったりする可能性もあるので、目利きに自身がない方はやはりプロに見てもらったほうがいいでしょう。

その上で最終的にどうするかの判断をするといいと思います。

沖縄切手を上手に買取りしてもらうには?歴史を紐解きながら学ぼう まとめ

アメリカの占領下で発行されていた切手にこんなに種類があるとは思いませんでした。

記念切手も多く、本当に書ききれませんでした。

ですので、切手に疎い人が自分で判断しちゃうともったいないことになるかもしれません。

ぜひ状態のいいうちに査定をしてしまい、適正価格で買取ってもらいましょう。

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