人気の桜切手を思い切って買取してもらっちゃいましょう

収集癖のある人は結構います。そういう私も若干その気があり、日々コレクション増やさないように気をつけています。それでも某付録が毎週付いてくる雑誌を買い続けて山のようになっています。あれ、どうにかしないとなぁ。
そんな収集で割とメジャーで多いのが切手ではないでしょうか。親戚や知り合い、その中でも特に少し年配の方に多いように感じます。
たかが切手。されど切手。収集した切手によっては高値で取り引きしてもらえるものがあります。その一つが「桜切手」です。知らない人にとっては何それですよね。
どんな切手でどれくらいの価格で取り引きされるんでしょうか。

桜切手とは?

そもそも桜切手って何でしょうか。桜の模様の書かれた82円切手?でも、そんなの買取対象になりませんよね、普通に考えて。つまりは、今普通に売ってる切手ではないということです。
桜切手が発行されていたのは1872年から1876年の5年間。西暦だけだとわかりにくいというなら和暦で言いましょう。明治5年です。明治です。平成でもなく昭和でもなく大正よりも前、明治です。まずこれだけでちょっと価値のあるものだってわかりますよね。しかも5年間しか作られていないわけですし。その5年間に作られた切手の通称が桜切手なのです。金額が違っていても全て桜切手と呼ばれています。
その理由は切手の四隅です。四隅に桜の模様をあしらっているので桜切手と呼ばれるようになったのです。金額以外にも種類があって、在庫管理のために印字面にカナが加えられたもの、民間の印刷会社のマツダ印刷が印刷を担ったもの、などバリエーションが豊かなのです。そしてこの切手の途中から民間への委託がなくなり政府のみが切手の印刷を行うようになり、菊花紋章を表示するようになりました。つまり、切手にとって大きな転換期だったのです。
これらの理由から切手収集家の中でも特に人気が高いです。

桜切手はいくらくらいになるの?

さて、そんな桜切手ですが、実は現存するものがとっても少ないんです。当然です。明治時代初期5年間ですので、まず集めていた人も少ないですし、戦争や災害等で失われたものも数多くあります。そして種類が豊富であるがゆえに元々の流通枚数にもかなりバラツキがあります。金額だけでも7種類。そこからさらに細分化されるので、金額もバラツキます。それでも半銭（1銭の半分）が最低でも1000円以上の値段がつくんですから、当時の人もびっくりでしょう。ちなみに、これ、使用済みの場合ですからね。未使用だと値段は当然上がります。
本当は一つ一つ細かく値段設定がお伝えできれば良いのですが、使用・未使用、発行枚数、切手の状態等々、正直左右される条件が多すぎて「この種類のこの値段の切手は何円です」とは言い切れないのが現実です。私はプロではない。
けれど、何が希少なのかくらいなら説明できます。金額は半銭・1銭・2銭・4銭・10銭・20銭・30銭の7種類なのですが、この中でも高額の20銭と30銭は流通した枚数がかなり少なく、しかも行方不明になっているものがかなり多いため、かなりの高額になります。その中でも政府が印刷したものは更に枚数が限られるのでもっと値段が上がります。使用済みでも数千万円、未使用だと億になるかもしれないという、想像もつかない世界になります。
その中でも使用済みの桜切手の二十銭赤紫色はなんと20枚ほどしか残っておらず、前例があまりないことから市場でもそう簡単に値段がつけられないと言われています。値段をつけるとしたらなんと3億円。幻の切手と言われるにふさわしい金額です。
ちなみに、某鑑定をしてくれるTV番組で桜切手3種を鑑定に出した方が居ますが、3枚全て本物でお値段1600万円。たった3枚ですよ。それほど希少なものなのです。

桜切手の鑑定はプロに

もし万が一自宅から桜切手が出てきた場合、どこに持ち込めば良いのでしょうか。実はそのへんにある金券ショップはこの手の古い切手は得意分野ではありません。金券ショップは今出ている切手や記念切手が得意分野です。なので、せっかくのお宝も安く買い叩かれてしまいます。だって、桜切手自体はもう使うことのできないいわばコレクション用の切手なので。それに、近くの金券ショップだとそんなに高額な取引自体が難しいですからね。
そうなってくると切手の鑑定のプロが居るお店に依頼するのが一番です。
1番人気は「バイセル」です。前は「スピード買取」っていうお店の名前でした。その名前のほうが有名かもしれません。出張買取をしてくれるお店で、出張範囲は全国。ですのでどこへでも来てくれます。お願いすれば女性のスタッフも同行してくれるので、女性の一人暮らしの方でも安心してお願いすることができます。依頼してからの対応が迅速なので、急ぎの時はオススメです。買取金額もかなり高い評価です。
次に人気なのが「福ちゃん」です。こちらも出張買取をしてくれます。スピードでは「バイセル」ほど早くはないですが、対応の良さは折り紙付きで、多くの方が「担当の方が優しかった」と言っています。金額も納得の行く価格を提示してくれます。
多くの方がこの2社をメインに見積もりを出してもらって一番高い値段をつけてくれたところに売っている感じです。業者さん達曰く、切手買取の場合何社も見積もりをするのは当たり前みたいなので、気にせずにあちこち見積もりをお願いしちゃいましょう。
ただ、中には切手以外のものもないのか聞く「抱合せでなんか売らせよう」とするところもあるみたいなので、何社も見積もり依頼してもいいですが、その何社をどこにするのかはしっかり見極めが必要そうです。
この2社以外だと「買取プレミアム」「ザ ゴールド」「おたからや」あたりが、出張買取で有名です。

人気の桜切手を思い切って買取してもらっちゃいましょう　まとめ

明治時代に作られた切手にこんなに価値があるなんて知りませんでした。そして、切手に名前がついていることも初めて知りました。
もし、コレクションをお持ちの方で処分を考えているなら、そのまま捨てるのは絶対にもったいないです。ぜひとも買取業者に見てもらって良いお値段で買い取ってもらって、それを欲しいと思っている人のところに届くようにしてください。特に桜切手は人気が高いですので、ただホコリを被って眠らせておくのはもったいないです。この機会に鑑定してもらってみてはいかがでしょうか。