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世界遺産シリーズ切手の魅力について

日本にも数多くの世界遺産が存在します。どれもどれも歴史的な価値が高く誇れるものたちです。なかなか見に行く機会はないかもしれませんが、旅先で見たりニュースで見たりと何かしら見聞きしたことはあると思います。
そんな日本の世界遺産をテーマにした切手が「世界遺産シリーズ」です。日本郵政はどうやらネタにできそうなものは何でも使うような感じです。扱いやすい題材ではありますよね。
そんな世界遺産シリーズにはどんなものがあるのでしょうか。

現在進行形の世界遺産シリーズ切手

現在も多くの種類が出ている特殊切手と呼ばれる、普通切手とは違う切手。要はいつでも買って使える切手ではなくて、数量限定や出る時期が決まっている切手愛好家向けともいえる切手のことです。世界遺産シリーズもここに分類されます。
そして世界遺産シリーズはすでに第3シリーズに突入している人気のある切手なんです。しかもこれはあくまで日本の世界遺産。海外の世界遺産については別にシリーズが作られていました。それだけの数の世界遺産が日本にはあるということです。これはちょっとびっくりです。そして今も毎年のように世界遺産は登録されているわけですから、まだまだ続きそうです。
現在は第3シリーズが販売されている最中です。今後はどんな世界遺産が切手の絵柄になるのでしょうか。楽しみです。

世界遺産切手 第1シリーズ

では、最初に発売されたシリーズから見ていきたいと思います。最初は1994年に発売が開始され、「姫路城天守閣」「姫路城図」「法隆寺壁画」「法隆寺金堂」「屋久島縄文杉」「屋久島ヤクシカ」「白神山地ブナ原生林」「白神山地クマゲラ」の8種類が2種類ずつ2年間かけて発行されました。どれも有名なものですね。法隆寺なんかは修学旅行で行ったという人も多いのではないでしょうか。法隆寺金堂の額面は110円ですが、残りの切手は全て額面80円です。また1シートの枚数も法隆寺金堂だけ10枚で残りが20枚です。金額の違いから枚数も違うものになったようです。第1シリーズのみ1つのシートの中全てが同じ絵柄のものになっています。普通切手と同じような感じです。
残念ながら一番古いシリーズとは言え1994年と割と発売日が最近であることと発行枚数もそれなりに存在するため、買い取ってもらおうとしても額面の7割~状態が良ければ額面通りといったところです。

世界遺産切手 第2シリーズ

いきなり枚数が増えてバリエーションも豊富になります。まず、1シートの中にある切手が全部違う絵柄です。第1シリーズがそれだけ人気だったのでしょうか。
「第1集日光の社寺」「第2集厳島神社」「第3集古都京都の文化財」「第4集古都京都の文化財」「第5集古都京都の文化財」「第6集古都京都の文化財」「第7集古都奈良の文化財」「第8集古都奈良の文化財」「第9集白川郷・五箇山の合掌造り集落」「第10集琉球王国のグスク及び関連遺産群」「第11集原爆ドーム」とトータル11種類が発売されているのですが、タイトルで分かる通り、第1シリーズのようにもっと大きな括りになっています。
2001年から2003年の3年間で販売されました。
こちらももう郵便局で買うことは出来ませんが、古い切手を扱っているところでしたら入手できます。買取に関してはこちらも額面以上の買取はほぼほぼないです。

世界遺産切手 第3シリーズ

現在も発売が続いているのがこの第3シリーズです。割と最近世界遺産に登録されたものも採用されています。現在第12集まで発行されています。
「第1集紀伊山地の霊場と参詣道」「第2集紀伊山地の霊場と参詣道」「第3集知床」「第4集石見銀山遺跡とその文化的景観」「第5集小笠原諸島」「第6集平泉-仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡」「第7集富士山-信仰の対象と芸術の源泉」「第8集冨岡製糸場と絹産業遺産群」「第9集明治日本の産業革命遺産」「第10集ル・コルビュジェの建築作品」「第11集『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」「第12集長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」と、サブタイトルみたいなのもついてかっこよさげなネーミングになっています。
新しいものはまだ日本郵政のHPで普通に購入可能です。ですので、売りに出してもその価値は額面よりも下になってしまいます。それにまだ完結していないので、まだまだこれから新しいものが出る予定です。全てで揃って、全部キレイな状態で保存されててようやく額面通りくらいの値段で買い取ってもらえるかも、くらいの気持ちでいてください。

世界遺産シリーズ切手の魅力について まとめ

世界遺産シリーズはまだ新しいシリーズですし、まだ完結していませんので、今から集めるのもいいかと思います。発行枚数も多かったので比較的手に入れるのも容易です。残念ながらまだ歴史的価値としてはまだまだのものですが、もしかしたらずっと先の未来で価値が出てくるかもしれません。もしコレクションをしている方いましたら出来るだけきれいな状態を保ってて保存しておいてください。やっぱり手放すという時は次の欲しい方のところに無事にたどり着くように専門家のもとで買い取ってもらってください。そしてこれから集めようという方、ぜひ大切にしてくださいね。

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